進撃の巨人ネタバレ73話画バレなし!

「進撃の巨人」第73話「はじまりの街」2015年10月号(9月8日発売)掲載

前回の内容

トロスト区のとある一室で調査兵団のエルヴィンやリヴァイなどの幹部達が集まりエレンの父親グリシャ・イェーガーについて話をしていた。
その内容はグリシャが壁の外から来た人間であるということや壁の中の人類に協力的だったことなどだった。
幹部達の話し合いが終わりみんなが部屋を出たところでリヴァイがエルヴィンと二人だけで話をするために部屋のドアを内側から閉め部屋にはエルヴィンとリヴァイだけとなった。
リヴァイは右腕がなくなったエルヴィンに今回のウォール・マリア奪還作戦には参加しないように説得したがエルヴィンの強い信念を聞き説得をあきらめた。

その夜、調査兵団の食堂ではテーブルの上に豪華な食事が並んでおり肉の塊を見た兵士達は肉の取り合いをはじめ食堂は大騒ぎになっていた。
食事が終わりエレンとミカサとアルミンは食堂を出て3人で外で座って話し合っていた。
3人はいつか巨人を倒して海を見に行くことをかたく誓った。

ウォール・マリア奪還作戦決行日、調査兵団達は壁上で壁内の民衆達から激励の言葉をかけられていた。
エルヴィンは調査兵団に「ウォール・マリア最終奪還作戦ー! 開始」の指示を出しその言葉を聞いた調査兵団は馬に乗りベルトルトとライナーが待ちうけるシガンシナ区へむけて出発した。

それでは、今回からウォール・マリア最終奪還作戦がはじまります
お楽しみに

第73話 はじまりの街

ウォール・マリア領は人類に残された領土の3分の1にあたる
5年前に この領土を失った人類は多大な財産と人命を失った
そしてそれらの損失は始まりでしかない
残された二枚の壁の中で誰もがそう悟った
私達はもう生きてはいけないのだと
人類が明日も生きられるかそれを決めるのは人類ではない
すべては巨人に委ねられる
なぜなら人類は巨人に勝てないのだから

あの日、シガンシナ区に現れた鎧の巨人を見ながらエレンは涙を流し右手に持ったナイフを握りしめ
「駆逐してやる この世から・・・ 一匹・・・ 残らず!!」

だが ある少年の心に抱いた小さな刃が
巨人を突き殺し その巨大な頭を大地に踏みつけた
それを見た人類は何を思っただろう
ある者は誇りを
ある者は希望を
ある者は怒りを
叫び出した
ではウォール・マリアを奪還したなら
人類は何を叫ぶだろう
人類は まだ生きていいのだと
信じることができるだろうか
自らの運命は自らで決定できると
信じさせることができるだろうか
ウォール・マリアさえ 奪還すればー

★★★ 現在 シガンシナ区にむけて移動中の調査兵団 ★★★

調査兵団は夜の闇にま紛れて山道を馬を下りライトを照らしながら前進していた

リヴァイ
「麓は まだか? 夜が明けちまうぞ」

兵士
「この山さえ越えればシガンシナ区はすぐそこだ」

調査兵団達は馬を引きながら山道を歩いていたがミカサがエレンに体力を消耗させないようにエレンの馬も引いて歩いていた

エレン
「わりぃな・・・ オレの馬まで」

ミカサ
「あなたは ここで体力を使うべきじゃない」

エレン
「あぁわかってる」

コニー
「そうだぞ 休んどけよ エレン」

ジャン
「バカ 名前で呼ぶな」

コニー
「そうだった ・・・すまん」

ジャン
「周りは常に敵だらけだと思えって」

ジャンがライトの光が照らされている方を見てみるとその先には巨人が座っていた驚いたジャンは

ジャン
「左に巨人!! 全体停止!! 周囲を照らせ!!」

調査兵団が一斉に戦闘態勢に入ったがハンジが巨人をよく見てみると

ハンジ
「・・・大丈夫 ぐっすり寝てる
この子も夜に動くっていう新種ではないようだね・・・
ハハッ・・・ 残念だな ほっといてやろう」

エレン
「・・・こんな距離まで近付かないと気付かないなんて」

ハンジ
「あぁまったくだ普段なら真夜中に森を散歩するのはオススメしないけど
私達は きっとこの闇夜に守られてる
コニーとヒストリアが夜に動く巨人と遭遇したのは月明かりの夜だった
月の光は太陽光の反射だからね
新種の巨人は その微量な日光を糧にして動いているって仮説が正しければだけど 新月を選んで正解だった
あの子も「月光の巨人」だったかもしれないからね
いつか捕獲できたらなー」

その時、エレンはひどく動揺し震えが治まらず体中から汗が流れおちていた
エレンは急な体の変化に
「震えが・・・!? ・・・何だ!?
何がそんなに怖いんだ!?
クソッ・・・
急にどうしたんだ こんな調子で・・・失敗したらどうなる!?
ウォール・マリア奪還に失敗したら・・・!?
どれだけの人が失望すると思う!?
また次の機会なんてもんがあると思うか!?
やっぱりオレじゃダメなのか・・・?
こんな奴が・・・どうやって人類を救うっていうんだよ?
こんな奴がどうやって?」

ミカサはエレンの急な体の変化に気づき

ミカサ
「・・・エレン」

ミカサの言葉を聞いてアルミンがエレンに近づき

アルミン
「どうしたの震えて? 怖いの?」

エレン
「は・・・ はぁ!? 怖くねぇし!!」

アルミン
「ええ?ウソだぁ手が震えてるもん」

エレン
「これは・・・
・・・寒いんだよ
手が何かすっげぇ寒い」

アルミン
「そうなの? 僕なんかずっと震えが止まんないんだけど・・・
エレンって巨人が怖いと思ったことある?
普通は皆 巨人が怖いんだよ
僕なんか・・・初めて巨人と対峙した時
まったく動けなくなったんだ・・・
・・・君と 仲間が食われていた最中だった・・・
でも・・・ そんな僕を ・・・君は
巨人の口から出してくれたんだ
・・・何で君はあんなことができたの?
君が僕の身代りになるなんて・・・
あってはならなかったんだよ・・・」

エレン
「思い出したんだよ ・・・あの時
お前がオレに本を見せた時のことを・・・
あの時オレは初めて・・・ オレは・・・」

エレンは思い出していた
まだ、エレンが幼かった時、エレンが河原で空を見上げているとアルミンが本を大事そうに抱えてエレンの所に走って来てエレンに話しかけてきたことを

「それまで壁の外のことなんて考えたこともなかったんだ・・・
毎日空か雲を見て過ごしてたっけ
そりゃ8歳か9歳のガキが何にも考えてないのは別におかしなことじゃないだろうけど・・・
そうしているとお前が本を持って走って来たんだ
オレとお前は街の子供達と馴染めないはみ出しもん同士だった
ただそれだけだったんだオレ達は
あの時お前の話を聞いて
お前の目を見るまでは」

アルミン
「目?」

エレン
「あぁ お前は楽しそうに夢を見てるのに
オレには・・・何も無かった
そこで初めて知ったんだ オレは不自由なんだって
オレはずっと鳥籠の中で暮らしていたんだって気付いたんだ
広い世界の小さな籠でわけのわかんねぇ奴らから自由を奪われてる
それがわかった時 許せないと思った
何でか知らねぇけどオレは自由を取り返すためなら
・・・そう 力が湧いてくるんだ
・・・ありがとうな もう大丈夫だ
多分来年の今頃オレ達は海を見ているよ」

アルミン
「・・・うん」

するとミカサがふっとあることに気付いた

ミカサ
「この辺り・・・見覚えがある
確か薪を拾いに来たことが・・・」

ハンジ
「麓が見えたぞ!! 街道跡がある!!」

エレン
「もう・・・すぐそこだ」

ミカサ
「川の音が聞こえる!!」

アルミン
「僕達・・・帰って来たんだ・・・
あの日・・・ ここから逃げて以来
僕達の故郷にー」

★★★ ウォール・マリア ★★★

朝日が昇り始めた頃、調査兵団はウォール・マリアに到着し巨人に荒らされつくした街中を穴のあいた壁めがけて馬で走り抜けていた

エルヴィン
「日が昇ってきたぞ!!
物陰に潜む巨人に警戒せよ!!
これより作戦を開始する!!
総員立体機動に移れ!!」

エルヴィンの指示を聞いた調査兵団は一斉に立体機動装置を使い馬から壁に向かって飛びさっていった

エルヴィンは立体機動装置で壁にあいた穴の中に飛び込みながら
「敵の目的はエレンを奪うことにある
敵がエレンに壁を塞ぐ能力があると知っているかどうかはわからないが
我々がここに向かっていると知った時点で壁を塞ぎに来たと判断するだろう
そして破壊された外門を塞ぐと踏んでいるはずだ
我々の目的が壁の修復以外にシガンシナ区内のどこかにある
「地下室」の調査だということは
既に敵に伝えてある」

まだ作戦開始前、エルヴィンが調査兵団達に今回の作戦の内容を伝えている時に調査兵団達の中にベルトルトとライナーが密かに紛れ込み話を聞いていたのをエルヴィンは知っていた

「ならば先に塞ぐ外門にエレンは必ず現れる
ただし フードで顔を隠した総員100名の兵士が同時に外門を目指す
誰がエレンかわかった時は既に外門を塞いだ後だ」

エルヴィン達調査兵団は一斉に壁上に登り走り出した

エレンは壁上から崩壊したシガンシナ区の街並みを見て唖然となりその場に立ち尽くした
その後ろをリヴァイが走りながら

リヴァイ
「止まるな!! 外門を目指せ!!」

エレン
「了解!!」

壁上を移動していたアルミンは壁上にある汚れに気づき

アルミン
「これは・・・ 焚き火の跡!? 急いで下に落したんだ!!
団長!!」

エルヴィンを呼びながらアルミンは動揺し
「いる・・・近くにベルトルトとライナーが・・・」

その頃、立体機動装置で壁横を飛んでいたエレンは飛びながら街を見て
「オレの家はあの辺りだ あそこにー すべてを置いてきた」
エレンはまだ巨人が現れる前の幸せな家族との食事風景を思い出していたがエレンの後ろを飛んでいるミカサを見て我に返り
「大丈夫だ 取り返してやる オレにはできる」

その頃、ハンジは周りの状況に違和感を感じていた

ハンジ
「何で・・・!? 周りにまったく巨人がいない!?」

リヴァイ
「イヤそれどころかここに来て一匹も見当たらない」

ハンジ
「・・・やっぱりおかしい」

リヴァイ
「ここは敵の懐の中ってわけだ
・・・だが」

ハンジ
「やるしかない 作戦続行に支障無し」

ハンジは作戦の合図の信煙弾を空に向けて発射した

エレンは合図を確認し立体機動装置で壁上に高く飛びながら
「オレにはできる ・・・イヤ オレ達ならできる
なぜならオレ達は生まれた時から 皆 特別で自由だからだ」

エレンは空中で巨人になるために手首に噛みついた

その時、調査兵団の様子をとある場所にあるのぞき穴からベルトルトとライナーが見ていた

必勝を誓う調査兵団に周到な罠が待ち受ける。

今回はココまでです。
今後の展開をお楽しみに!

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